
2002/9/3 DW Sound Seminar と題して DW社副社長のJohn Good氏と Billy Word氏によるセミナーが開催されました。
3時間に及ぶ長丁場にも関わらず ドラムのサウンドを決定づける各要素をひとつひとつ詳しく解説するJohn Good氏の熱弁に この日集まったドラマーは圧倒され また大変勉強になったようです。
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まずはこの日使用されたビリー氏のセットから。
メインで使用されたのは コレクターシリーズの Knotty Pine (松)エキゾティックフィニッシュで この仕様はまだカタログに掲載されていないものです。
よく見ると独特の木目をしており アメリカンを感じさせます(笑)
さらにサブウーハーが追加されています。 |
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そのサブウーハーがこれです。
バスドラム、ウーハーともにマイクが中に内蔵されているタイプのものです。
連結パイプでバスドラムと繋がってはいません。単純にバスドラムの前に置いているだけですが効果は覿面でした。
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もう一つドラムセットが用意されていました。
DWご自慢の豪華なプリントが施されたDW30周年記念モデルのバーチのセットです。
これはメイプルセットとの音の違いを聞いてもらうために用意されたもので 8インチタムが増やされ 重ねシンバルが一組少ない以外はすべてメイプルのセットと同じ構成です。
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左の写真がメイプルセットのスネアでコパーです。
真ん中の写真がバーチセットのスネアでタムと同じくプリント柄です。
両セットともペダルは5002THでした。
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シンバル類はすべてZildjianです。
このハイハットは Aジルジャン スペシャルレコーディングハイハットです。
写真では判りにくいかもしれませんが サイズは10インチと小さいです。
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このシンバルはハイハットの上にセットされた重ねシンバルです。
トップはまだ未発売のモニター試験段階中のシンバルで、ジルジャンの新しいラインナップであるZXTシリーズの「14”トラッシュフォーマー」です。
早ければ来年2003年の春辺りに出そうな予感がする今日この頃です。
ボトムはAジルジャン 10”スプラッシュです。
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このシンバルはプレーヤーの一番右手にセットされた重ねシンバルです。
トップはKコンスタンチノープルの20”ミディアムライドです。
ボトムはKカスタムの18”フラットトップライドです。
Kコンスタンチノープルシンバルを重ねシンバルに使うとは なんとも大胆です。
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このシンバルはバーチのセットのプレーヤーの一番右手にセットされたシンバルです。
トップはAジルジャン 18”シンクラッシュです。
ボトムは12”オリエンタルチャイナトラッシュです。
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セミナーが始まる。その内容は大変勉強になることばかりで 3時間の長丁場にもかかわらず参加者は最後までJohn Good氏の話を熱心に聞き入っていました。
その中身の濃い話をいくつかご紹介しますと・・・
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DW社の環境問題に対する姿勢
DW社は森林基金を援助しています。ドラムを製作するのに森林を伐採しますが DW社のドラムセットを買うと自動的に森林基金に寄付することになり 伐採されるよりも多く植林されることに貢献することになります。環境問題に取り組む姿勢を真っ先にアピールするところに さすがアメリカの会社と感心させられます (日本のメーカーもこの辺は考えています)
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シェルのピッチについて
多くのドラマーが勘違いしていることですが 厚いシェルはピッチが高く 薄いシェルはピッチが低いです
また ドリルで穴をあけたりエッジを削ったり 質量を減らす加工をするとピッチは下がります
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シェルの深さ
これも多くのドラマーが勘違いしていることですが シェルが深いとサスティーンは短くなり シェルが浅いとサスティーンは豊かになります
但し バスドラムに関してはこの逆で 浅胴はアタックが強調され 深胴は低音が強調されたブーミーサウンドになります
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フープについて
シェルの口径にあわせ 小口径には軽いフープを 大口径には重いフープを使用するのが理にかなっているでしょう
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テンション数について
小口径だからテンション数は少なくていいという考え方ではなく 口径に関係なく隣り合ったテンションボルト間の距離を一定に保つのが理想です
また テンション数が奇数の場合 チューニングは難しいでしょう
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テンションボルトについて
DW社のテンションボルトは 他社に比べ ピッチを増やしているので細かなチューニングが可能で 振動によるゆるみも防ぐことができます
などなど、ここに挙げたお話以外にも 色々役立つ知識やDW社のドラム製作に関するコンセプトが満載で講義されました。
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左の写真が切り出された原木です。
真ん中の写真が丸く加工される前のシェルの元。
右の写真が加工されたシェルです。
これらを教材にドラムサウンドの核となる素材の説明がなされました。
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ながーい(笑)講義のあとは いつものお楽しみ抽選会が行われました。
今回は つい今しがたまでBilly氏が叩いていたコパーのスネアがその場でもらえるという大判振る舞いでした。
また Billy氏が自身のCDをお客さんにプレゼントとして配り回る場面も! セミナー終了後 販売するものと思っていましたが無料で配布するとは これまた太っ腹!!
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今回会場には、まだ発売されていないが注目度No1のDW9000チタニウムフットペダル(完全限定品・予約受付中)が特別に展示され、会場に来られた皆さんの熱い視線を集めていました。
このフットペダルの一番の特徴は、フットボードにチタニウム合金を使用したということでしょう。
もっとも強度が必要で、尚且つ軽量であることが重要視されるフットボードに、鉄よりも強くて軽いチタニウム合金を使用することにより、その2大ポイントを高次元でクリアーしたまさに次世代のフットペダルといえるでしょう。
フットボードの軽量化により、踏み心地が重いというダブルチェーン特有のウィークポイントがなくなり、優れたパワー伝達率と、軽快なフットワークが実現します。非常に完成度の高いペダルです。
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| Drums | DW Maple Set |
| Cymbals | Zildjian |
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Toms |
- 14'×6.5' SD
- 10'×8' TT
- 12'×9' TT
- 14'×11' TT
- 16'×13' TT
- 22'×18' BD
- 22'×8' SW
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Pedals |
- 5002TH
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Cymbals |
- A 10' HiHat SP Recording
- Top 14' ZXT
Bottom 10’A SP
- 17' A Custom Fast Crash
- 20' A Custom Ride
- Top 20' Const' Medium Ride
Bottom 18’KC Flat Top Ride
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| Drums | DW Birch Set |
| Cymbals | Zildjian |
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Toms |
- 14'×5.5'SD
- 8'×7' TT
- 10'×8' TT
- 12'×9' TT
- 14'×11' TT
- 16'×13' TT
- 22'×18' BD
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Pedals |
- 5002TH
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Cymbals |
- A 10' HiHat SP Recording
- 18' A Thin Crash
- 20' A Custom Ride
- Top 18' A TC
Bottom 12’Oriental China Trash
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9月3日(火)とても良い天気に恵まれたこの日、
現在のドラム業界をリードし、革新的なハードウェアと、
ハイクォリティーなドラムを生産しているドラムワークショップこと、
DWドラム社から、創始者の一人であり、ドラムシェル工場の
最高責任者でもあるジョン・グッド氏と、
オノ・ヨーコや、
ビル・エバンスとの共演で高い評価を受け、最近ではモダンドラマー
フェスティバル2000にも出演し、日本でも知名度を上げてきた、
実力派モダンリズマティスト、ビリー・ワード氏が、
3時入り予定が、遅れることなく、少し早めの10分前に
会場入り。(さすがミュージシャンというよりビジネスマンです)
遅刻は厳禁ですから(笑)
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ジョン・グッド氏は最愛の奥様も連れられていました。
終始、仲睦まじい姿をふりまいてられました。
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その奥様ですが、なにを思ったのかアンケート記入用の
簡易エンピツをいたく気に入られ、何本か頂きたいとの
申し出に快く応じると、大喜び。
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ビリー・ワード氏は即売用のモダンドラマーフェスティバル2000
(氏の参加してるVDです)のビデオを手に取り上機嫌。
その横にあるアクトのオリジナルTシャツを手に取るとフロントに
何も描いてないのを不思議そうに眺め、スタッフがバックプリントは
イかすぜと説明するとこれまた上機嫌で高笑い(笑)
スタッフの緊張をよそに笑顔で場を和ませておりました。
これにはスタッフも大助かり。
リハも本番も終始上機嫌でおられました。
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ビリー・ワード氏の高笑いをよそに、ジョン・グッド氏は
機材の最終チェックに余念がありません。
終始厳しい眼と耳で確認作業をしておりました。
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特にプロジェクターモニターの大きさにはこだわっておりました。
その為プロジェクターの器材を前に出したり後ろに下げたりで、
そのたびに配置決めをした客席をあっちに持っていったり、
こっちに戻してみたり・・スタッフは大騒ぎ。
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ごきげんビリー氏もいざスティックを握り、ドラムセットに向かうと
笑顔でとんでもないフレーズとパターンをさらりとやってのけ、
リハ一発OKのさすがな一面を見せておりました。
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と、順調なリハも終盤を迎え、このまま何事もなく本番突入かと
思っていたら、ジョン・グッド氏が突然「スポットライトよろしく!」と、
3時間にも及ぶ本番用のライトシナリオをビリー・ワード氏の登録商標でもある
満面の笑顔で手渡してきたのであった・・・
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本番中はアットホームかつ、非常に丁寧に「ドラムとはなんぞや」を講義。
ドラムシェルになる原木や、塗装前のシェルなど普段は見られない
貴重な資料を持参し、実際に会場にいらっしゃる皆さんに手にとって
見てもらうという場面もありました。
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本番の最後には、な、なんとDWコパースネアと、フットペダルが当たるという
なんとも ふとっぱらな大抽選会が行われ、2名の幸運な方がお持ち帰りされました。
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3時間にも及ぶ本番も無事終了し、一同で打ち上げ会場に移動。
日本的なところが良いとのことで、近くの和食処でうどんすきを注文。
ジョン・グッド氏とビリー・ワード氏は何度も来日しているだけあり、
見事な箸さばきと、ジャパニーズサケの飲みっぷりを披露していました。
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そのうどんすきですが、活き車海老が付いており、これを楽しみにしていた
スタッフもいたのですが、ジョン・グッド氏の奥様が生きたものをそのまま
鍋に放り込むのがノーグッドらしく、奥様を囲む鍋はなんとも寂しいものに(笑)。
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打ち上げも無事終了し、翌日ジョン氏と奥様は関空から、
ビリー氏は成田から、次の目的地に向かい日本の地を後にしました。
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